日  時:平成29年12月7日(木)  
視 察 先:宮城県角田市 NPO法人スポーツコミュニケーション・かくだ
参加者数:16名

 

会長の草間氏(左)     前会長の石黒氏(右)
角田市に合ったクラブづくりをするため、できることを一つ一つ積み上げてきたことを話されていました

角田市教育委員会
生涯学習課 笠松氏
市の行政としても万全の協力体制がとられていることが分かりました。

 

【研修の概要】
 12月7日に県北地区エリアネットワーク事業視察研修が行われ、県北地区からは7クラブ16名の関係者の方々が参加しました。今年度は助成金に頼らず地域の各種団体と綿密な連携のもとクラブ経営をされている、宮城県角田市の「スポーツコミュニケーション・かくだ(以下:スポコム・かくだ)」を視察しました。

 クラブマネジャーの遠藤良則氏から、クラブの概要、運営等説明がありました。
 スポコム・かくだでは、ジュニアスポーツ教室、成人スポーツ教室、親子体操教室、科学教室、スポーツ情報誌発行など、各種事業を展開しています。


<クラブマネジャーの遠藤氏 みやぎ広域スポーツセンターの職員でもあります>


 各教室の講師の依頼先は、個人ではなく各競技協会としています。クラブの役員には各協会の代表がなってもらうようにしています。協会にとっては各競技の普及や活動の活性化、クラブにとっては教室の確実に実施できること、市にとっては市のスポーツ振興や健全育成の推進と、互いの協力により、それぞれの団体の目的を果たしています。

 


設立経緯、経営理念から今後の方向性まで、丁寧に説明をしてくださいました。

 ジュニアスポーツ教室では初歩レベルからのプログラムを用意しており、一つの種目に特化する競技志向ではなく、多種目教室開催と教室間の自由参加とあくまでスポーツを楽しんで行うことを大切にしています。また道具はクラブで全て用意してあり、野球であれば、グローブやバット、ボールなども参加者全員分準備がされています。
 toto助成事業は現在、スポーツ団体スポーツ活動助成・スポーツ活動推進事業を活用しています。被災地助成枠は3年目まで活用しましたが、助成が期間限定であることから、用器具の購入を中心に活用し、4年目以降は申請をしませんでした。その際、会費の見直しを図り「適正な会費」に値上げをしました。その結果、平成27年度に67名減の397名の会員数となりましたが、大幅な減少は見られませんでした。現在は、会員の方々にクラブの経営理念に賛同してもらい、平成29年度は過去最高の会員数547名が入会しています。
 クラブマネジャーは現在常勤ではありません。普段の事務処理、電話応対等は、協力団体である市の振興公社にお願いしています。遠藤氏は現在みやぎ広域スポーツセンターに勤務しています。
 道の駅がクラブの事務局がある総合公園の前に建設中であり、クラブとしても事業の拡充を目的に、運営に関わっていきたいと話されていました。
 「身の丈にあった」活動が大切とよく言われますが、創意工夫の中、できることを積み重ねてきたことが、安定したクラブ経営に繋がっているように思いました。総合型クラブのキーワード、「いつでも・どこでも・だれでも・いつまでも」が実践されているクラブであり、大変有意義な視察研修となりました。